2015年8月21日金曜日

「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展に行ってきた




2015年6月24日(水)~8月31日(月) まで開催中!
「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展に行ってきました!
(→開催概要

もちろん、自分はゲームが主目的になるんですがw
こういうちょっとアカデミックな感じでまとめられるとどんな風なのかなぁ~
とドキドキしながら行ってきましたw

テーマは以下な感じでまとめられています。

第1章 現代のヒーロー&ヒロイン
第2章 テクノロジーが描く「リアリティー」―作品世界と視覚表現
第3章 ネット社会が生み出したもの
第4章 出会う、集まる―「場」としてのゲーム
第5章 キャラクターが生きる=「世界」
第6章 交差する「日常」と「非日常」
第7章 現実とのリンク
第8章 作り手の「手業」


ただ、この章とは別に、入り口の壁に巨大な年表が貼ってあり、例えば1980年には「ゲームカテゴリ」ならこんなことが、「マンガカテゴリ」ならこんなことが、「アニメカテゴリ」ならこんなことが・・・
みたいに一望できるので、まずここでえらい長い時間使ってしまいましたw

セガサターンが出た時って、アニメだとあれが始まったのか、マンガだとあれが連載始まったのか・・・
みたいに時系列で考えると、自分の思い出感覚とはまた違ったりして、新鮮な驚きがあったりしますw


で、章ごとの展示ですが・・・


【第1章 現代のヒーロー&ヒロイン】

ナルト、コナン、鋼の錬金術から、グレンラガン、Fate、ウテナなんかもw
さすがに知らないタイトルはなかったですねーw
名前は知ってるけど、見たこと無いやつは「魔法少女まどか☆マギカ」と「少女革命ウテナ」。
こうして並べられると、この辺も見ておかないと・・・と思いますねw


【第2章 テクノロジーが描く「リアリティー」―作品世界と視覚表現】

ここでは、主に3DCG等デジタル技術の向上によって進化した作品の比較展示です。
攻殻機動隊、イノセンス、パトレイバーと押井作品が軒並み。
CGを積極的に使ったアニメの代表格なんでしょうか・・・

ゲームでは納得のFFシリーズとメタルギアソリッド、バイオハザード。

電脳世界を扱った作品ということで、デジモンアンドベンチャー・サマーウォーズ・電脳コイルも紹介されていました。

電脳コイル・・・ARがもう少し普及してデバイスがWifiで常時インターネットに接続されるようになると、本当に近いことが出来るようになるんじゃないか?とか思っちゃいますねw


【第3章 ネット社会が生み出したもの】

この辺は自分よりもう1~2世代若い人達の方が実感がわくのかな?
インターネット全盛、ネットでネタになったりして有名になった作品の紹介です。

メカクシティアクターズとか、初めて知りましたw
(この辺は本当にもうおっさんだなぁ・・・と改めて・・・)

ぐんまのやぼうや東方シリーズなど、一度はネットで見た作品も・・・w


【第4章 出会う、集まる―「場」としてのゲーム】

ここが!

もちろん!

自分にとっては、一番燃えるコーナーですよw

「ファミコンの歴史」コーナーでは、
初代ファミコンから、スーファミ、バーチャルボーイなど懐かしい什器を展示。

ポケモンも初代から最新作までずらって並んでて(いや、一応全部手元にもあるんだけど・・・w)、白黒からカラー、ポリゴンモデルに至るまでの歴史を見ることが出来ますw

”「場」としてのゲーム”が主軸だけあって、モンハン・スマブラ・FFXIVなど、協力・対戦プレイが売りのゲームも多く紹介されていました。

個人的には、『鉄騎』まで紹介されてるのに驚きましたねw
(自分も持ってるけどw)

音ゲーも数多く展示され、太鼓やDDRにはいかにもなプレイヤーが高得点バシバシ出していましたw

自分もポップンで・・・いやいや、今やったら全然へぼいか;;


【第5章 キャラクターが生きる=「世界」】

アイカツ、初音ミク、うたプリ、アイマス、ときメモ、ラブプラス、Free、けいおん、艦これ、戦国BASARA・・・

戦国BASARAはキャラクターのカテゴリーに入ってるのかw
と、チョイスに若干疑問もあるものの・・・w

細かい内容は知らずとも、名前くらいは聞いたことあるものばかり、さすがキャラクターカテゴリの面々。認知率はさすがです(あくまで、自分調べですがw)

・・・でも、どうなんだろう。
自分の周りなら8割を超えそう・・・親世代でもミクとかは知ってるのかな?

様々なシリーズが並んでいて、圧巻でした。


【第6章 交差する「日常」と「非日常」】

ここはちょっと趣旨が分からないカテゴリでした。
展示されていたのは、エヴァ・最終兵器彼女・あずまんが大王・ハルヒ・らき☆すた・あの花・・・
日常系のアニメと、リアルだけど非日常系のアニメ?

ただ、確かに日常系のアニメってここ10年位で急に市民権を得た感覚はあります。

ここにけいおんが入っていないのがちょっと意外w


【第7章 現実とのリンク】

ここは全て、漫画の紹介コーナーでした。
現実にあるネタをモチーフにした漫画を集めています。

こうして並べてみると、本当になんでも漫画のネタになるんだなぁ・・・と驚かされます。

原発作業員、消防士など過酷な環境に身を置く職業をモチーフにしたものもあれば、漫画編集者が主人公というある種の身内ネタ・・・ コックさん、住職、歌舞伎役者、映画監督、将棋、囲碁、サッカー、野球、卓球、楽器・・・

気になるものもちらほらあったんで、改めて読みたくなりました。

漫画つながりってことで、奥さんも好きそうだな・・・
一緒に見たかったコーナーです。


【第8章 作り手の「手業」】

ここも見応えありました。
作り手の方にフォーカスしたコーナー。

漫画にCGを巧みに取り入れた「GANTZ」の作業工程。

「マクロスプラス」の空中戦。

実際の車を詳細に測定し、データ化していった「グランツーリスモ」。
グランツでは、測定用にオリジナルの大型ノギス『はかるくん』を作って愛用していた、なんてエピソードはちょっと笑っちゃいましたw

手塚治虫原作の「メトロポリス」設定原画や「パプリカ」の1シーン等・・・

これだけやって、こういうシーンを作れてるのか・・・
と改めて驚かされる箇所も



ってことで、漫画・アニメ・ゲームについて、普段自分が持っていないような視点で改めて考えることが出来る「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展、なかなか良かったと思います。

展示されているものはだいたい有名で、自分の周りのメンツならたいてい「知ってるよw」ってなるのかもしれませんが、掘り出し物が見つかったり、懐かしいものだったり、こういう視点でも評されるのかといった発見があったりで、侮れませんw

ここ30年くらいのオタク史を紐解いたような気分になれましたw

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