2012年5月27日日曜日

婚活奮闘記 lv.10 ~ファッション入門編【師匠の言葉】

婚活で知り合った女性には、なるべく自分が女性からどう見えるか客観的な話を聞こう!(Lv.9

そう意識してからしばらくして出会った師匠・・・
24歳OL、当時からして6つも離れた女性に、面と向かって

「ないわ~」

を連呼された日。
その日から、もっとオシャレに気をつけなければ!と決意したのです。

ちなみに、その時の師匠の言葉は今でも克明に思い出されます。
というか、しばらくデートの前に師匠の言葉を思い出しては、「これで大丈夫かな?」と疑心暗鬼にかられるほど・・・

彼女は、

「あんたの、服装、ないわ」

と言った後、ご丁寧に一つずつ具体例を挙げて、どう自分の服装がないか解説してくれました;

「まず、そのベルトなくない? ジーパンに紐のベルトとか・・・そんなんどこで買ったの?」



ちなみに、こんなんでした。

穴あきタイプじゃないので、お腹がつかえてもすぐに調整できる!と重宝してるベルトだったんですが・・・

てか、上からシャツを着てほとんど見えないはずなのに、まずそこから!?

とけっこう驚きました。




「いや、ユニクロとかで買ったと思うけど・・・(よく覚えてない) てか、ベルトなんて見てるんだ!?」

「当たり前でしょ。シャツの隙間からちらっと見えるバックルとかがセンスいいと、お、かっこいい!ってなるんじゃん。そう思ったことない?」

「思ったことはなかったけど・・・ そう、バックルがあった方がいいってこと?」

「・・・まあ、あんまりごついのとかだとまたセンスに合う人合わない人がいると思うけど・・・それに、30過ぎて革じゃないベルトとか、そういうファッションならともかく、安っぽいよねぇ」

グサッ

「後さ、靴も。初デートでそのシューズはなくない? それ、何かこだわりのブランドだったりするの?」

「え!? いや、通勤用のランニングシューズだけど・・・ 歩きやすくて気に入ってるんだ」

「・・・というか、革靴持ってる?」

「ああ、うん。一応、葬式用の・・・さすがに、こんなん履いてたら逆に場違いかと思って・・・」

「デートにランニングシューズが場違いって発想はないんだ」

グサッ、グサッ

「そのシューズに、そのリュックだもんねぇ・・・ファッションに興味ないとは聞いてたけど、限度があるでしょ。そのTシャツもユニクロ?」

「はい・・・そうです・・・」

「ユニクロじゃだめとは言わないけど、せめて襟付きとかさ、丸首ならそんなに中央よれよれじゃないやつを選ぶとかさ」

「・・・(とてもゲーム柄じゃないシャツがこれだけだったから、とは言えない・・・)」

「さっき見たけど、財布もぼろぼろのを使ってたよね」

「!? 財布も? 財布は実用重視で選んでるから・・・」

「財布もオシャレの一部だよ。女の人が財布だけ手に持ってお昼買いにいくとことか見たことない? ああいう時にお互いチェックしてるんだよ」

「・・・すいません、そんな発想もありませんでした」

「アクセサリーとかも買ったことなさそうだよねぇ・・・ 私もあまんりじゃらじゃらつけてる男はどうかと思うけど、男の人はちょっとした指輪とか時計とかの小物にはこだわって欲しいよね」


グサッ、グサッ、グサッ

もう、会話ごとに体力削られまくり・・・
すいません、もう勘弁して下さい!

と、その場では思いましたが・・・
それにしても、やっぱり女の人に直接言われると、効果てきめんですね。

今までも自分がファッションにこだわりないことは自覚してました。
また、それを許してくれる人とお付き合いしてきて、まあ、それでもなんとかなるのかなぁとも思っていました。

しかし、やはり見る人が見るとそんなに突っ込みどころ満載なのかと・・・
言われると急に恥ずかしくなったりして;

そもそも、元々知り合いからお付き合いに発展するケースだと、長い期間お互いの良い所も悪い所も見慣れ、「まあ、オシャレに疎いけど、良い所もあるし・・・」と妥協してくれることもあったんでしょうけど、顔合わせから1時間の印象が勝負のネット婚活の場合、見た目からのデメリットはけっこう不利に働く側面もあるのかもしれません。

・・・これはなんとかせねば!!

ちなみに、師匠はここまでぐさぐさ言って、すごい上から目線の嫌なやつかと思いきや、「もっとオシャレな男になるから、協力してくれ!」と言ったら、しばらくメールでアドバイスをくれるという面倒見の良い姉御肌の女性でしたw

彼女は、

「まず、ネットで服を買うならZOZOTOWNとか行ってみれば?」

と、URLを紹介してくれたり、

「店舗を見に行くなら・・・BEAMSとか?」

と、お店を紹介してくれたり。
(さすがに、自分は男性物はそんなに詳しくない、と断りをいれつつ・・・の紹介でした)

「ロンTとかも買ってみたら?」

「ロンT? ロンTって何? ブランド名?」

「いや、シャツの種類だよ・・・ 七分袖のシャツっていうか・・・ ネットで探せばいっぱいあるでしょ?」

「七分? それって、お腹出ちゃわない!?」

「それ、七分丈でしょ! じゃなくて、袖が七分なんだよ!」

・・・それって、長袖のシャツとどう違うんだ?
という、疑問は飲み込みました。

他にも、聞いたことない単語を色々言われ、だいぶ混乱しましたが、とにかく、本腰入れてオシャレに気を使ってみよう!と思えた事自体、師匠の影響は大きいです。

この師匠とはしばらくメールのやり取りをした後、多分飽きたのか師匠からの返事が来なくなって自然消滅しました;

頑張ってる当時の格好とか見て欲しかった気もしますが・・・

それから、自分なりにオシャレをしよう!
と、試行錯誤する日々が始まったのです!

6 件のコメント:

  1. 為になるなぁ
    お洒落無縁な人間にはBEAMSは敷居とか色々高すぎ。
    付き合って間もない頃に連れて行かれたZARAが趣味や体型的にぴったりで、以降お気に入りですがそういうのを一人身が見つけるのは至難だよね。

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    1. お、ZARAも勧められましたよ!
      ・・・そして、ZARAもおたTとか着てる自分が単身乗り込むには敷居の高いお店でした・・・;
      服を買いに行く服が欲しい!みたいな・・・;
      こういう時、結局彼女連れの方が有利なんですよねぇ・・・
      一人身スパイラルから抜け出すのは大変でした;

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  2. …自分はかなり許容されてる方なんだなあ、と思った。

    しかし師匠、いい人だなあ…
    連絡途絶えたのは本命が見つかったから、
    過去の男性関係をキッチリさせたのだと思いたい。

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    1. そうねぇ・・・ 婚活時代、知り合った人でその後を知りたい人は何人かいるけど、こればっかりは、ねぇ・・・

      しかし、師匠もオシャレレベルとしては高めの人かもしれんが、今の自分で許容してくれる人は大事にした方がいいぞ!(と、しみじみ思う今日この頃w)

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  3. 奮闘記が楽しすぎるので、先が気になります
    ラストがきてシリーズが終わるのが淋しいので
    じらしじらし、こぼしたエピソードを拾いつつ
    ずっと続けていただきたいです!

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    1. おお、ありがとうございます~w
      マイペースにぽちぽちやってるので、気長にお楽しみ下さいw

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