今日も今日とて、4時起き・・・
マンガ喫茶の精算を済ませて外に出ると、まだ薄暗闇の駅構内にて、座り込んでる女の子が・・・
しかも、丁度座り込んでる辺りに血痕!?
さすがに気になって声をかけてみると、
若干ろれつの回らない調子でニコニコしながら、
女の子「うん・・・気にしないでぇ・・・心の病気だからぁ・・・」
俺「え? 病気? この血って自分の血? 怪我とかはしてないの?」
女の子「うん・・・自分でぇやったのぉ・・・旦那とぉ喧嘩してぇ・・・」
そう言って、自分の腕をまくりあげて自分の目の前に突き出してきました。
見ると、腕にいくつもの切り傷。
・・・リアルで初めて見ました;
こえぇ~;;
・・・博多駅では早朝、こういう感じの人がたむろしてるんでしょうか;
いや、まあ、一人に会ったくらいで博多駅のせいにするのは申し訳ないんですけど;
リアルに見たのは初めてで、朝っぱらから衝撃が;
どうしていいか分からないし、まあ自傷行為なら放っておいても問題なかろうと早々にその場を後にしました;
また、変に時間をくったせいで、始発に乗りそこねそうになるし・・・
スタートから、はらはらした一日になりました;
朝食は、博多名物(らしい)たかな寿し。
昨晩のうちに、博多駅で買っておきましたw
ここ2・3日の教訓で、朝はどうしても早めの出発になって、ご飯を食べそびれてしまうことが多いので、日持ちしそうで持ち運びしやすいものを前日に用意することを学びましたw
たかな寿し、美味しかったです♪
元々、高菜は好きなんですけど、間に挟まってる甘い卵焼きと、しょっぱい高菜が絶妙にかみあっていて、ぱくぱく食べれますw
さて、たかな寿しを食べていると、自分の隣に座っていたお兄さんが鞄からDSを取り出しました。
「お!? ここですれ違い!?」
と思ってみると、3DSじゃなくてDS;
残念・・・;
しかし、画面を覗いてみると、どうやらプレイしてるのはポケモン(BW)のご様子・・・w
これは、ちょっと声をかけてみようかなw
ポケモントレーナー同士が顔を合わせたら、バトルの合図!
・・・とは、もちろん言いませんでしたがw
ポケモンはコレクションがメインで、バトルはそれ程やれてない自分。
対人戦はBW入ってから5回未満です;
BWはまだ未完成; |
ところが!
相手のポケモントレーナーさんが、驚きの発言!
「うわw 僕と同じことしてる人いるんですねw」
と、BW2ではなくBWの方のデータを見せてもらうと・・・
自分とまったく同じ構成(進化前も含め、全部番号順にボックスに並べる)になってる!!w
しかも、自分はこの時まだBWは未完成だったんですが、この人のボックスにはBWのポケモンもほとんど並んでいました!
この時、自分は丁度旅行中で、まだもらえてなかった『ゲノセクト』や、自分がやり方を知らなかった『ブラック・キュレム』『ホワイト・キュレム』も並んでますw
「おお! ブラック・キュレムってどうやって手に入れるんですか?」
「ああ、ゼクロムとキュレムを合体させるんですよw 合体すると、ゼクロムとキュレムはいなくなっちゃうんで、ゼクロム2体・レシラム2体・キュレム3体必要になるんですよねぇ・・・」
「ああ、やっぱり並べるんですねw 自分も絶対それ目指すと思いますw」
こんなところで、自分と似たプレイスタイルのポケモントレーナーに出会えるとは・・・w
おかげで、広島までの道のりは退屈しないで済みましたw
ちなみに、バトルの方は辛くも自分が勝利♪
お互い戦い慣れしてなかったことと、自分の方は直前にバトルトレイン対策に、努力値と性格は調整したポケモンを用意していたこと。
また、会社の同僚に教えてもらった、「ドリームワールド」に生息する特性・かたやぶりを持ったモグリュー(ドリュウズに進化)のかたやぶり+じしん(浮遊や頑丈を素通りできる)がかなり役に立ってくれて、初対面の人との対人戦に勝利するという、ポケモン歴初の快挙を成し遂げたのですw
他にも、この人18切符を使い慣れているようで、18切符で山口から北海道に行った話しなどもしてくれました。
・・・これが、途中で終電が来てしまい、降りた駅は駅周辺に何もない僻地。
駅周辺をうろつくもどうしようもなく、近くに乗り捨ててあった自転車を借用して遠出を試みるも、そうした途端に巡回中の警官に出くわして、結局その日は警察署に泊まることになったという、中々ワイルドな体験談w
18切符での遠出はやはり、それなりにリスクもあるようで・・・w
さてさて、この人のお陰であっという間に、広島へ到着。
ここからは、「すれ違い」とは無関係の今回の旅の最難関イベント!
自転車で、四国に渡ってみよう!
決行の時です!
・・・これは博多~高知への道順を調べてる際に偶然発見したんですが、四国への道にはしまなみ海道という自転車でも通行できる道があるようで、せっかく自転車を輪行してるんだし、四国に渡る道は自転車で踏破しよう!と、この旅行を計画した時から考えていました。
ここまでで、かさばるお土産等は買わず、荷物はリュックとウエストポーチに全て入るように心がけていたのも、このサイクリングのため!
広島県JR尾道駅~愛媛県JR今治駅までのおよそ70kmを自転車で渡ります。
出発地点のJR尾道駅。
想像以上に小さい駅でしたw
おかげで、自転車のセッティングはしやすかったですけどw
ちなみに、尾道駅についたのはおよそ13時。
7時間かけると到着は20時。
予定としては、遅くてもそれくらいには着きたいなーと考えていました。
普段は平均時速15km程度は出てるわけで、勾配もある道とはいえ、平均10kmは維持したいな、と。
・・・まあ、最悪3~4時間オーバーしても、ぎり日付が変わる前には到着するはずで、それなら翌日の予定にも響かないか、という算段ではありますw
まずは最初の島、向島に向けて出発です!
しまなみ海道HPによると、
尾道駅から最初の島、向島までの尾道大橋は狭くて危険なため、サイクリングコースとしてはお勧めされてないみたいです。
全ての橋制覇!みたいな思い入れでもない限りは、知らない道で警告されてるような箇所は避けた方が無難かなぁとお勧めされている、船の利用にします。
これが、利用料100円。自転車利用で10円アップの110円。
定期的に運航されてるようで、船着場で待っていたら、程なくしてやってきました!
船に自転車を乗せ、これからのコースの確認などをしてましたw
天気を心配してたんですが、これが憎いくらいの快晴。
雨に濡れる心配はないものの、日射病が気になるくらい、じりじりと肌が灼かれる感覚がします;
そうこうしてるうちに最初の島、向島に到着!
ここから、向島~因島~生口島~大三島~伯方島~大島の6島を巡るサイクリングの始まりです!
さて、しまなみ海道HPにもある通り、しまなみ海道(赤いライン)と自転車参考ルート(灰色のライン)が違います。
これは、しまなみ海道が直線で最短距離になっているものの、中央の山を通っていて結構勾配差があるからなんです;
自転車で通るには、ゆっくりと長い坂とか結構な苦行なので・・・
多少回り道をしても海岸沿いのなだらかな道の方がいいってことで、灰色のルートが自転車参考ルートになってるんだと思います。
自分のGPSでも、海岸沿いルートになってましたw
ただ、これがちょっとクセモノで、道中の道路標識等は『しまなみ海道』の方がばばーんとでっかく表示されています。
道路標識に従った結果、いつの間にか坂道コースへ誘導・・・ってなりがちなので、海を意識して海岸沿いの道を選んでいかないとダメです。
自分はこの辺、迷ったら 『nav-u』 をつけて確認してました。
この自転車用ナビ、今回の旅行でもかなり重宝したんですが、バッテリー的に連続稼働は3時間・・・
こういう、5時間以上の旅程には外部電源等用いないと、使い続けることができません;
今回、外部バッテリー自体は用意したんですが、あくまでそれは緊急用。
ナビの使い方としては、迷った時に現在位置を確認する用と割りきって、普段は電源を切っておき、要所要所で使用するだけにしておきました。
とはいえ、海岸沿いルートを走れてるのかな?とか、このルートで次の橋まで行けるな、とかの確認は出来るので、それだけでもかなり助かりますw
向島は海岸沿いルートを進み、因島大橋が見えてきます!
各島。各橋。
見晴らしがすごくいいです!
これでもう少し日が陰ってくれたらなぁ・・・とは思っちゃいましたけど、汗だくになりながらも自転車走行中の風は気持よく、橋の上からの景色も絶景w
一人でひたすらこいでいると、何か別世界に迷い込んだかのような感覚にとらわれますw
他にも、橋と橋からの風景をいくつか・・・
遠くから橋が見えてくると、チェックポイントに到達した気になりますw |
ようやく橋のふもとまで。上が車用、下が自転車用の道になってますw |
橋の上から見た海岸 |
各橋には通行料が必要です。
しかし、料金所はこんな感じで・・・
係員さんもいませんし、賽銭箱みたいなのが置いてあるだけです。
両替とかがないので、100円・50円硬化の用意を忘れずに。
・・・さすがに1000円札しかないとかだと、どうするんだろう・・・
と思わずにはいられませんw
各橋によって通行料は違いますが、だいたいが50円。
大きめの橋が100円・200円になってます。
さて、多々羅大橋を渡り、大三島に着くと、丁度半分くらいを過ぎた感じになります。
自分はここで休憩を取ることにしました。
大三島側の多々羅大橋近くには、休憩用のレストランがあったり、一休みには丁度良いです。
しかも、近くの看板には『多々羅温泉』の文字が・・・w
ここまでの走行でTシャツもパンツもぐっしょりだった自分は、迷わず多々羅温泉に向かいましたw
こじんまりとしたそこは、良心的な価格設定でのんびり疲れを癒すことが出来ましたw
若干肌が焼けたのか、肩とか首の辺りがちりちりしてましたが、疲れにゆっくり染み込む温泉の湯。
風呂あがりに、チョコを買い、コーラを飲むと疲労が吹っ飛んでいきましたw
これで後半戦もばっちりです♪
多々羅温泉の近くでは、地元大三島産のみかんジュースを売っていたので、お風呂上りということもあって買ってみました。
これが、自転車の後の温泉上がりのジュースということもあって、格別の味♪
一気に飲み干し、お店のおじいちゃんに美味いですね!と連呼していたら、おじいちゃんがそれじゃ、これも持っていき~とシャーベットをくれましたw
なんか、フランクな感じがいいですねw おじいちゃん、ありがとう~w
シャーベットももちろん美味しかったんですが、サイクリングにはさらに重宝したのが、凍ってるということw
時間が経っても冷たいので、道中熱くなったら額に当てたりして、すごく助かりましたw
サイクリング用にシャーベットはいいのかも・・・
(というか、アイスノンとか?)
そして、そこからさらに2時間・・・
ついに最後の島、大島に到着です。
しかし!
・・・油断してはいけません。
大島は他の島に比べても大きいです。まさに、大島。
距離的には大島からだとまだけっこうあります。
しかも、体感的にもっとも勾配の大きいルートでもあります。
坂自体はそれ程急ではないんですが、思うようにスピードが出ず、それなりに負荷が高い道を延々と進まなくちゃ行けない箇所がちらほら・・・
それが過ぎると、今度は下り坂で気持ちいいんですが、しばらくするとまた上り坂・・・
そんなことが何度かあって、体力を削られていきました;
最後の最後にこの難関・・・
温泉で体力回復しておいて良かった~と心から思いましたw
大島の道中で見つけた公文。
生徒さんどうやって通ってるんだろう・・・というか、人数集まってるんだろうか・・・
大島を進み、
最後の橋、来島海峡大橋に近づく頃には、日も沈みかかってました。
なんとか日が暮れる前には今治まで行きたかったんですが、
来島海峡大橋は今までの橋の中でも最長の橋。
最後にして、最長の橋を前に気持ちが昂ぶります。
橋のふもとから橋に行くまでも結構かかりました; |
橋の上から撮った入江。綺麗でした! |
完全に真っ暗になってから、今治駅に到着しました!
来島海峡大橋を渡った後は、ナビの電源を入れ、今治駅までの道はナビ任せだったので、辺りが暗くなっても問題なく駅まで行く事ができました。
今治駅を前に、何とも言えない達成感がw
輪行&長距離は初めての挑戦だったので、道中の天気とか、パンクなどのアクシデント等懸念材料も多かったんですが、大きなトラブルもなく、ほぼ時間通りに走破できたのは、本当に嬉しかったですw
今日のミッションはこれで完了!
・・・と思ったら、甘かった・・・;
そう、これから今日の宿を確保しないといけません。
・・・そして、これは自分の見込みが甘かったということにつきるのですが・・・
今治駅周辺、何もない!!
そう、自分が思った以上に何もないんです・・・;
駅周辺、真っ暗;
少しでも光があれば、光のある方=繁華街ということで、マンガ喫茶もあろうかと探せるんですが・・・
本当に何もない;
いやいや、ホテルと思われる建物はそれなりにありました。
・・・なので、ここはもう、少々お金がかかるのは覚悟の上で、飛び込みで泊まれないかホテルに聞いてみるかなぁ・・・とも思ったんですが・・・
前回と同じく、お助けメールを打つことにしました。
「今治駅周辺のマンガ喫茶を調べてくれませんか~」
・・・すると、
「うお、前回より難易度が上がっとるw」
と、ツッコミをくらいましたw
実際、ネットで調べてもらっても、まともなマンガ喫茶がほとんどヒットしないような状況らしく・・・
24時間営業でなかったり、現在も開店してるか分からなかったり、そもそも今治駅からどれくらい離れてるかもちょっと分からなかったり・・・
しかし、その中でフジグラン今治グランモールというショッピングモール内に、24時間営業のマンガ喫茶がある!という貴重な情報がもらえました!w
住所を調べてみると、今治駅から若干距離があるものの、自転車なら全く問題ない距離。
今回も友人の検索に救われました・・・
本当に感謝。
特に今回は、今治に着くまでにかなり体力を消耗してて、このまま周囲を探索するのもかなりきつかったので、割と早い時間に手近な場所を探してもらえて、本当に助かりました。
少し早めに眠れたので、今日の疲れもそれ程たまらず・・・
明日は、ついにすれ違い最後の目的地、高知を目指します!
【Data】
乗車時間合計:8時間
自転車時間合計:7時間
消費金額:8949円
交通費(青春18切符3/5):2300円
橋の渡賃(5島+船):610
食費(弁当・ガスト他):3539円
マンガ喫茶:1980円
温泉・シャワー代:520円
【所感】
今日は体力的にかなり厳しかったです。
疲れることは想定内だったわけで、もう少し下調べが必要でした。
(特に、前日までに今治のマンガ喫茶を調べてなかったのは考えが甘すぎでした)
それ以外はほぼ計画した道のりを走破できてかなり満足しています。
今日だけは、すれ違いと関係ない一日でしたねw
【4日目 博多~佐世保に戻る】 【6日目 愛媛~高知を読む】
0 件のコメント:
コメントを投稿