「JUDGE」自体は元々ガンガンで連載されていた漫画で、
自分も読んでなかったんですけど、ちょこっと漫画喫茶で確認したところ、最近わりとテンプレになりつつある、気がついたら主人公含め一定数の人間がわけも分からず密室とか孤島みたいな脱出不可能な場所に放り込まれて、謎の黒幕のルールに従って殺し合いのゲームをしましょう、みたいな感じでした。
原作のルールは、12時間ごとに多数決で殺すやつを1人決める。
見ず知らずのメンバー間で、ただ1人殺す人間を選ばなくてはいけない。ルールに従わず脱出する道を探す者、積極的にゲームに参加し多数を取ろうとする者、その間で揺れる者、それぞれのキャラクターが次第に浮き彫りになっていきます。
ちょうど同じタイミングで映画化もしてるんですね。
テンプレと思いつつ、この手のシナリオけっこう好きな自分としてはちょっとわくわくする予告です。
しかも!
この世界観を踏襲しつつ、体験型ゲームイベントに落とし込むってどんな感じなんだろう・・・っと、そっちの方にも興味がわいての参加ですw
ちなみに、ゲームの方の宣伝PVもw
ってことで、いざ参戦!!
会場には原作のモチーフ通りの動物のフェイスマスクと、後はテーブルが4つ・・・
世界観はけっこう上手く出せてたと思います。
進行役の人とかは役者さんとか役者の卵だったりするんでしょうか・・・
他の脱出ゲームや宝探しイベントでも、一応それぞれ閉じ込められたバックストーリーとか、宝を隠した大富豪とか出てくるんですけど、正直やっつけ感というか・・・文化祭のノリというか、まあそこが本筋でもないし、この手のゲームだとそこはそんなもんなんだろうなぁと思ってたんですがw
その中では、今回のJUDGEはけっこう頑張ってる方なんじゃないかと。
犯人役の人も、司会進行もすごく上手くやっていて、まずそこにびっくりw
肝心のゲーム内容は・・・
あまりネタバレになってもまだ開催中なので控えめにしておきますが、基本はゲームと同じ、多数決で殺す人を決めていきます。
細かく言うと、
・4人(もしくは5人)1チームで進行
・「誰を殺すか」ではなく、お題があって、そのお題に沿って多数決
(チームごとに、どこか他のチームに投票する)
・投票前に、チームで代表者を決め、その代表者が自分達のチームがいかにお題にそぐわず、投票しないで欲しいかをアピール
・その後投票し、一番得票数が多かったチームにペナルティポイントが加算
・ペナルティポイントが一番多かったチームが脱落
この、投票前の代表者のアピール、これが曲者でした・・・;
ここを楽しめるかどうかでこのゲームの評価は真っ二つに分かれるでしょうw
てか、見ず知らずの人達を前に、こんな変なプレゼンテーションをする機会なんてそうそうないんじゃないかと思いますw
・・・なんか、会社の3分間スピーチを思い出しました;
(自分の勤めてる会社では、持ち回りで話す訓練として何でもいいから3分間、みんなの前でスピーチをするという決まりがあるのです)
会社の3分間スピーチも、得意な人と不得意な人で話す内容や話し方に差が出るのですが・・・
このゲームでも、そこは顕著で人の番の時は聞いてて楽しいですw
自分の時はけっこう緊張しますけど・・・;
とは言え、このゲーム。
流暢に話せればそれでいいってわけじゃありません。
結局、自分達がお題に沿っているかどうかは嘘付き放題なわけで、ゲームの肝は、
「作り話でいいから、お題に対して自分達が対象外であるという、説得力のあるちょっと面白いエピソードが話せる」
ことが必要なんだと思います。
っていうか、それをゲームが終わった後に気づきましたw
ゲーム中は散々でして・・・
他のチームに投票した方がいいよ!って誘導した結果、むしろ自チームが集中砲火を浴びるという最悪の展開に・・・;
今回、参加はA・B・C・Dの4チームで、E以降は初めから×です。
で、唯一×マークが付いてるBチームが自チームだったんですが・・・
何ポイントだと思います?w
9ポイントですよ! 9ポイント!
1対9対1対2
もう、ダントツの最下位です!
・・・というか、中盤まで他チーム0って状態が長く続き、さすがにゲーム的にどうなのってところからのこの得点という・・・
中々厳しい結果になりました;
お題の中には、言葉でアピールしなくていいお題もあるので、そこも外してたりするのは完全に運・不運もあるんですが、わりと悪目立ちして評価が曖昧で票が割れそうなら、取り合えずBチームにしとけばいいか、みたいな雰囲気を各チームに持たせてしまったのが最大の敗因かと思います;
と、相変わらずKYで調子に乗って失敗する自らを省みて若干心にダメージを食らいつつも、寛容なチームメイトと、ごめんなさいとか言いつつちゃっかりこっちに投票するというお茶目な他チームの方々の雰囲気もあって、終始楽しくプレイすることが出来ました。
この辺、本当にこの手のゲームは一緒にプレイする人によって印象変わるよなーとつくづく思います。
司会の人もさりげなく会話を誘導して投票するきっかけを作ろうとしたり、うまく回してるなーって感じでした。
良い人が多かったのは運もあるんでしょうけど、この手のイベントにそこそこのお金と時間をかけて参加しようって思ってる人達ですから、元々素養もあるのかもしれませんけどねw
ちなみに・・・最下位の自分達でしたが、最下位でもそれなりに報われる面白いゲーム進行でしたw
むしろ、最下位でちょっと得した感もw
なので、自分達と同じく集中砲火を浴びても、あまり気落ちせず最後までゲームを楽しまれることをお勧めしますw
唯一気になったのは参加人数ですね。
表示が正しければ、A~Lチームまで最大12チームまで参加することを想定してると思うんですよ。
これが4チームだったのは初日の11時スタートという時間故なのか、どこも同じくらいなのかはわからないですが、4チームでのプレゼン・多数決と12チームではかなり違うと思うんですよねw
票もある程度はばらけるだろうし・・・
4チームだと簡単に1対3になるんだもん;
12チームだとどんな感じになるのかなーといった興味もありますが、ともあれ、謎解き・宝探しとはまた違ったテーブルゲームとしてけっこう楽しめましたw
映画の方も観たくなったなぁ・・・
というか、原作や映画が好きな人がこれも・・・といって参加してる人の方が多いかもしれないけどw
一緒にプレイした髭のお二方・リアフレのS君も本当にお疲れ様でしたw
またこういうのにも参加していきたいですねw
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