2013年8月15日木曜日
イタリア・フランス旅行記~8日目その2『サクレ・クール寺院』
モンマルトル(Montmartre)のサクレ・クール寺院(Basilique du Sacré-Cœur)はここだけ目指すなら、アンバース(Anvers)駅かアベセス(Abbesses)駅から向かうのが良さそうです。
ピガール(Pigalle)駅からわざわざ向かうのは、あまりお勧めコースではなさそうですね・・・;
特に自分も午前中に行ったので、只の物見遊山で終わりましたが、夜間だとまたトラブル遭遇率が格段に上がりそうな雰囲気ではありました・・・;
新宿も、昼より夜の方が格段にいかついお兄ちゃん見かけますもんねぇ・・・
サクレ・クール寺院はちょっと小高い丘みたいな所に立っています。
ガイドさんのお言葉によれば、実はパリで一番標高の高い場所らしいです。
・・・逆に言うとパリは標高差がほとんどない、まっ平らな土地ってことですよね。
このくらいの丘が一番高い場所なんて・・・
それでも、丘からパリの町並みを一望できました。
曇り空なんであんまりいい景色とは言えませんでしたけど・・・
ここは、3DSのゲーム「リズム怪盗R」の舞台にもなっていまして、
ヒロインが物憂げにたたずむ、このサクレ・クール寺院に自分も立ってきたわけですw
ちなみに、プレイの感想とかも以前に書いてますw
それと!
ここで注意点!
サクレ・クール寺院には黒人の物売りがわらわらいたんですが・・・
その中でタチの悪いのが、写真撮りとミサンガ売りです!
手口はほぼ一緒で、最初はすごく親しげに話しかけてきます。
写真撮りの場合、甲冑やコスプレなど、思わず写真を撮りたくなるような装いをしてることもあって、
「ほら一緒に撮ろうよ~」
みたいなジェスチャーで肩とか組みながら写真を促します。
で、写真を撮ったら一転、撮影料をよこせと交渉してきます。
最初に言わないのがミソで、しかもあからさまに人を見てふっかけてくるんで、結構な値段を言われることもあるみたいです・・・
ミサンガ売りも親しげにミサンガをまず、相手に巻いてきます。
巻いてから交渉してきます。
ぼーっとしてるとさっと腕に巻きつけてくるので、油断なりません;
しかも、一度巻きつけると彼らルールでは返品不能!と言って押してくるみたいです。
こっちもにこやかに笑いながら、ノーサンキューってあしらっておけばそれ以上に絡んでくることはないみたいなんですが・・・
寺院前の広場でまさに黒人2人にからまれてる女性2人組が・・・
ミサンガを巻かれて、しかも小銭がないみたいで、お札をそのまま渡したら取られちゃいそうだし・・・と押し問答を繰り返してるようでした。
あれ、一度絡まれるとやっかいなんだなぁ・・・と見るに見かね、(ガイドの人曰く、旅行先では助け合いの精神が大事だそうですw)
「どうしました?」
と、日本語で声をかけた後、ミサンガをほどいてそれを渡そうとすると、案の定何か言いながら受け取らない黒人。
軽く投げつけ気味にミサンガを渡したら、後は「ノー」を繰り返しながら、女性を連れて寺院の方に向かいました。
何か取り決めがあるのか、広場まではしつこく追ってきた黒人も、寺院の敷地内まで来たら追ってこない様子・・・
いざとなったら、公共施設に逃げ込めばいいのか、と学びましたw
・・・場所柄にもよるのかもしれませんけど;
トラブってた女の子2人組みは、どうやら大学生みたいで、2人で旅行していたようでした。
女の子2人でサクレ・クール寺院か・・・っても、ピガール地区からは来てないんだろうけど、若干危なっかしいなぁなんて思いつつ・・・
これが、もう少しイケメンならここから、「じゃあ折角なんでお茶でも・・・」な展開にもなりそうなもんですが、もちろんそんなこともなく;(っていうか、新婚旅行だろ、って話ですが;)
お礼にとサクレ・クール寺院をバックに写真を撮ってもらい(一人で来てたんで自分撮り写真は諦めてたんですがこれはラッキーでしたw)
寺院の中を一周して、サクレ・クール寺院を後にしたのです・・・
・・・そしたら・・・ですよ
帰り道、例の黒人が待ち伏せしてたんですよ!!
しかも、仲間2人を連れて;
正直、最初に首突っ込んだ時は、相手は黒人とはいえ自分よりも小柄でひょろっこいやつだったんで、最悪どうとでも逃げれるだろうと、甘く見てるところもあったんですが・・・
今、自分の前に立ちはだかってるのは、確実に180以上、100kgオーバーの体躯・・・鷲鼻で真っ黒っていう、もう新宿で声かけられてもこえぇえってなる見た目なんですよ;
まあ、そいつに手首掴まれまして;
片言の英語で、「フレンド、リスペクト!」とか言ってるんですよ・・・;
・・・そう聞こえただけで全然違う単語だったのかもしれませんが・・・
多分、最初にからんだあいつは俺の友達だっていいたいんだろうなー
・・・とか、
日本風で言うところの「誠意を見せろ」的な感じで「リスペクトうんちゃら」とか言ってるのかなぁ・・・
とか、もうあまりに自分のキャパを越える事態に、若干現実逃避してたました;
日本でもフランスでも、こういう定番フレーズがあるのねぇw みたいなw
とは言え、ここでごたごたしてると、余計事態が悪化するなと、意を決し!
お互いの腕で力比べですよね!!
プロレスで言うところのがっつり両手を組んだ力比べではもちろんなくw
こちらは掴まれた腕を握り返し、もう片方の手は相手が押し付けようとしてくるミサンガを持つ手首を握って、お互いにじりじりと腕の力を入れ合い・・・
最終的には、相手のミサンガを持った手を胸付近まで持っていって、こちらの握られた手首は離させるのに成功!
今がチャンスだ!っと、一目散に早歩きで撤退ですよ!!w
ダッシュすると刺激するかなーと思い、後ろが気になりながらも一応歩きの体ですたすたとその場から逃げ去りました。
もちろん、後ろで何か色々言って来ましたが、「アイ ドント ノー」「ノーサンキュー」をひたすら繰り返して歩いてたらそのうち追ってこなくなり・・・
気配が消えた時にはかなり安堵しましたw
正直、力が抜けましたね・・・w
こんなこともあるのかーっと、海外の恐ろしさを改めて間近に感じた一件でした。
海外旅行の際はこういうトラブルにも気をつけた方がいいです。
そして、帰り際・・・
綺麗なお菓子屋さんに遭遇。
・・・時間的にまだ開店しておらず、ディスプレイを眺めただけですが
ちょうどそこで、さっき助けた2人組にもばったり。
2人は待ち伏せされたりはしてなかったようで・・・ 完全に自分だけターゲッティングされたんだなぁ・・・ ほんと、下手に抵抗すると余計に悪化するんで気をつけた方がいいですな;
彼女たち曰く、このお店もガイドブックとかで有名なお店らしいです。
後から調べてみたら、ラ・キュル・グルマンド(La Cure Gourmande)という、老舗のお菓子屋さんで、やっぱりその装丁の可愛さで有名みたいです。
(→オールアバウトの記事)
大きな地図で見る
・・・これは入っておきたかったなぁ・・・
ピガールの怪しいお店とか探索してる場合じゃなかった;;
とは言え、モンマルトルの寺院も見学し、ちょっとドキドキな現地押し売りとのトラブルも切り抜け、午後からはパリにあるという日本のオタクショップ巡りです!!w
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